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花に癒される毎日です。


by miyukistyle
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長女の憂鬱

長女に生まれて「良かった」と思ったことがあったかなあ、と考えることがあります。
うーん…。
ない。ほとんどない。
子供の頃の写真が妹より多いとか、洋服はおさがりじゃなかったとか、そんな
他愛もないこと(妹にとっては重大なことだったようだけど)が思い浮かぶくらいで、
煩わしいことのほうが多いように思うんです。

結婚して、今度は「本家の長男の嫁」になった私。(おまけにダーリンはひとりっこ)
よっぽど「長」に縁があるみたい。ふう。
ダーリンのほうの親戚が集まるときは必ず顔を出し、いわゆる「お嫁さん」をする。
(少々気が乗らなくても、ここで頑張っておくとダーリンの顔がたつの)
毎日、ダーリンの実家で両親と一緒に働いて、商売の苦労を感じ(ほんの一部だけど)、夫婦喧嘩を聞き、お昼ごはんを3人で食べる。
「やっぱり○○(ダーリンの名前)がいないとだめだわっ!」
というお義母さんの言葉に、なぜだか心の中で『ごめんなさい』と謝ってる…。
(ダーリンは会社勤め。商売は両親がしており、結婚後は別所帯で暮らしています)
それが、私の日常で、「嫁」である私の役割。

そして、私の父。
母に家事の一切をまかせていた父は、今でこそ洗濯、掃除はするようになったけど、
食事を作るのはまったくだめな人。
今までも何度となく簡単なレシピをいくつか教えて、少しでも自分でできるように
なれば…と試みたけれど、無理みたい。
なので、週に何度か食事を作りに実家に行っています。
自分が元気なときは頑張れるけど、身体が辛いときは正直しんどい。
これが、「娘」としての私の役割。

母が亡くなったあと、父の食事作りについては「週ごともしくは月ごとに交代して
やるようにしよう」と妹に持ちかけたけれど、彼女は「きちんと決めるとしんどいから
自分の都合のいいところで行けばいいんじゃない?」と言ってシフト制(?)には
賛成しなかったのですよ。
その後も仕事、結婚、妊娠と慌ただしい日々のなか、彼女が実家に足を向けることは
ほとんどありません。とほほ^^;

何だかなー、と思っちゃうんですよね。
頼りにされるのはうれしいし、誰かの役にたってると感じることは、私のよろこびでも
あるし。(ちょっとかっこよすぎかしら)
ええ、ええ、頑張ります!頑張りますけどね。
でも…。
わたし、もうすぐ36歳になるんです。
出産のリミットって伸びているらしいけど、あんまりのんびりできないよね。
(ダーリンのお義母さんには「赤ちゃん、ひとりは産んでもらわないとねー」と
言われてるし)
しかし、今の状況で、もしわたしが妊娠したら…?
ダーリンの実家の仕事はどうなるんだろう。お義母さんの体調は本調子じゃないし。
お義父さんひとりでは、さすがに辛いよなー。
わたしの父の食事は誰が作るんだろう。妹はそのころには子供がいて、子育てに
忙しいだろうし。
かと言って、大きいおなかを抱えて今までどうりに動くことはきっとできない…。
無理して子供に何かあったら、それこそわたし、どうかなっちゃう。

考えすぎなのかな。取り越し苦労なのかな。

でも、このことがわたしを今いちばん悩ませてる、「憂鬱」の原因なのです。

わたしが長女じゃなかったら、こんな悩みは生まれなかったのかな。
「その時」になったら、何とかなるのかな。

「長女」の悩みは尽きないのです…。しくしく(涙)。
by miyukistyle | 2005-07-21 16:48 | もの想い